2012年9月2日日曜日

引退勧告翌日に…虎・金本、大ブレーキ

 (セ・リーグ、阪神0-1広島、21回戦、広島10勝9敗2分、1日、甲子園)アニキ、大ブレーキ…。阪神は5番で先発した金本知憲外野手(44)が、得点圏に走者を置いた3度の好機に凡退。今季18度目の完封負けを喫した。OBの元ミスタータイガース、掛布雅之氏(57)が「4番を打てなくなったら、やめるべき」と発言した翌日に、鉄人が空回りした。

 高く上がった飛球は無情にも、ファウルゾーンで右翼・丸のグラブに収まった。1点を追う九回一死二塁。かろうじてタッチアップで二塁走者を進めたものの、金本は3度目のチャンスも凡退。大ブレーキで、今井にプロ初完封を献上した。和田監督は苦々しく試合を振り返った。

 「きょうに限ってではないけど、打てないなぁ。もちろん、そこ(金本)だけじゃないんだけどね。得点圏で3回かな。どっかで1本というか。何とか追いつくというか、ひっくり返さないといけないゲームだった」

 四回一死一、二塁では空振り三振。六回二死一、二塁では捕邪飛に打ち取られていた。背番号「6」は試合後、表情を変えることなく、クラブハウスヘ引き揚げた。出場4試合連続無安打は、今季ワースト。16打席で快音が出ていない。適時打と打点にいたっては、8月12日の広島戦(京セラD)以来、実に出場13試合も途切れている。

 前日8月31日。OBで4番を長年務めた掛布雅之氏(57)が、力の衰えが目立つ金本に苦言を呈していた。元主砲は大阪市内のトークイベントで「金本の野球にケチを付けるつもりはないんですが、4番を打ったバッターてのは、4番を打てなくなったら、僕はやめるべきだと思います」と辛辣な言葉で引退を“勧告”した。

 昨季から4番は明け渡していたが、新井の不振もあり、今季も4番を30試合務めてきた鉄人。掛布氏の言葉に反発するように、豪快なフルスイングを繰り返したが、得点はたたき出せなかった。

 右肩の故障から復活を期す今季はここまで打率・252、4本塁打、25打点。打線全体が苦しむ中、成績を上げられない1人だ。オフには「ダメだったら、もう先はない」と背水の陣で挑む覚悟を決めた。今のところ、球団は来季の残留方針を固めつつ“引き際”は本人の意志に委ねることにしているのだが…。

 今季18度目の完封負けで、借金は再びワーストタイの「19」。2日の広島戦に敗れ、首位・巨人がDeNAと引き分け以上なら、阪神のリーグ優勝の可能性は完全消滅する。3位までも9ゲーム差。残り27試合となり、クライマックスシリーズ(CS)進出も難しい状況だ。

 「常に劣勢というか追い込まれた状態で打席に入っているような感じ」と振り返った指揮官。満員の甲子園でふがいない内容をさらしてしまった。9月は黒星スタート。夏休み最終日に、鉄人の意地をみせてほしい(サンケイスポーツ)






掛布さんが好きとか嫌いとか以前に、これは言うとおりだと思います。

結果の出せないダメな監督や、ダメな4番と来年も契約したいと言う阪神球団。

本当のファンは、これが正しいと思えないなら甲子園球場に行ってはいけないし、グッズも買ってはいけないと思います。

甲子園をすっからかんにして、アピールするしかありません。

今のオーナーって、ホントぬるいにも程があります。

結果を出さなくても赤字にならないから、余裕持ちすぎなんでしょうかね。